前払い退職金制度
制度の概要
通常の退職金は退職時に一括で支給されますが、当社の前払い退職金制度では、定年退職時に受け取る予定の退職金を、定年までの月数で均等に割り、毎月の給与に上乗せして前払いします。
この制度を導入することで、社員一人ひとりが将来の退職金をご自身で資産運用に活用できるようにしています。
制度の目的
私たちがこの制度を設けた理由は、単なる前払いではありません。
- 退職金を「受け取るだけ」でなく、「運用して育てる」ことで、将来の受取額を大きく増やす可能性があります。
- 過去20年間の投資信託の平均運用実績で試算した場合、大卒新卒から定年まで勤め上げると、大企業の平均退職金を上回る結果となる試算が出ています。
小さな企業でも、大企業を超える退職金水準を目指せる──それは、知恵と工夫による新しい挑戦です。
推奨する運用方法
実際の運用については、社員の皆さんに有利な制度を利用できるように、次の方法を推奨しています。
- 企業型DC(確定拠出年金) ※推奨
- 積立NISA
どちらも運用益が非課税となる制度であり、個人にとって有利に資産を増やすことが可能です。
一見すると「会社が運用すればよいのでは」と思うかもしれません。しかし法人が運用すると利益に課税されてしまいます。そのため、社員ご本人が優遇制度を活用する形のほうが、最終的なリターンを最大化できるのです。
会社としての想い
前払い退職金制度の導入は、会社にとっても大きな決断でした。毎月の拠出額は小さくありません。
それでも、社員の将来に確かなプラスとなり、「ここで働き続けたい」と思える魅力ある会社につながると信じています。
当社は、社員の成長と安心を支えることが、企業の成長につながると考えています。
