リーン思考で仕事しよう
2023/09/14

アジャイル開発をやっていて、なかなか生産性があがらなくて、ジリジリすることがある。
WBS引いて、非アジャイルに開発してたら、とっくに終わってたな・・・という状況だ。

この状態がなぜ起こるのか、考えてみた。

非アジャイルでは、開発する機能に対して、すでに開発工数が見積されていて、作業時間が限定された状況なので、 もしも、限定された時間内に開発を終わりそうにない場合、終わらせるためにはどうしたらいいかを考えて、 多くの場合は削減できる作業を切り出して、やらない選択をするか、あるいは、仕様調整の相談をして、作業を軽くする。

それに対して、アジャイルでアジリティが低いときは、次のような思考で、計画を立ててしまっていないだろうか?

「次のイテレーションで開発するストーリーには、こういう作業があって、これくらいの工数が必要だ」
そして、その作業に必要な工数で、そのまま計画してしまう。

この思考の中には、無駄を排除するというリーン思考が欠けている。

  • 「この程度の機能の開発に、こんなに時間をかけて良いんだっけ?」
  • 「この工数のかけ方は、ユーザーが望んでいることなんだろうか?」

といったことを考えずに仕事を進めると、アジャイルとは真逆のファットな開発になることがある。

本来、アジャイル開発は、リーン思考で取り組むことが大原則なのだから、常に「無駄を排除する」視点を持って、スリムに仕事することを忘れないようにしたいものだ。

丁寧な仕事をしたら評価を得られるというわけではない。
多くのユーザーが期待していることは、"丁寧に開発する" ことではなくて、 "早く開発する" ことなので、それだと、いつまで経っても、評価は得られない。

ユーザーからすれば、早くローンチできると、そのシステムから売上が生まれたり、コスト削減効果が出るわけだから、1日でも早くリリースすることには、システム投資を早く回収できるメリットがある。

ユーザーが期待していることが何かを見定めて、その期待値に合わせて、計画を立てるようにしたいものである。

ちなみに、一人アジャイルは、すごく危険だ。
この原則を忘れてしまうので、アジャイル開発は一人でやらない方がいい。

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