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開発・運用実績

14マンション管理会社様向け チャットボット

プロジェクト概要

マンション管理会社様において、入居者から寄せられる多種多様な問い合わせ(設備トラブル、契約変更、ゴミ出しルールなど)に自動回答するAIチャットボットを開発しました。

電話対応が主だったカスタマーサポートの窓口をデジタル化し、24時間365日の即時レスポンス体制を構築。入居者の利便性向上と、管理事務所の受電負荷の大幅な軽減を実現しました。

主な機能は以下の通りです:

  • 自然言語による意図解釈: ユーザーの入力文から「何を知りたいか」をAIが判定し、最適な回答を提示。
  • カテゴリ別FAQ: 設備故障、車庫証明、更新手続きなど、複雑な手続きをステップバイステップで案内。
  • 緊急連絡先ナビゲーション: 水漏れや鍵の紛失など、緊急性の高いトピックには専用窓口を即座に提示。
  • 管理画面からの回答更新: 管理会社様側でFAQの内容を随時メンテナンスできる運用機能を構築。

技術スタック

  • NLU (自然言語理解): Google Dialogflow (ES/CX)
  • Infrastructure (AWS):
    • Compute: AWS Fargate (Serverless Container)
    • Database: Amazon Aurora (MySQL)
    • Cache: Amazon ElastiCache for Redis
    • Search: Amazon OpenSearch Service
  • Backend: Python / Django
  • Frontend: Vue.js

プロジェクトの特徴

LLM(大規模言語モデル)が普及する以前の構築事例として、精度の高い「インテント(意図)設計」に重きを置いたプロジェクトです。

  • 当時のAIでは最高水準の対話エンジンを使った緻密なシナリオ設計
    • 当時は現在の生成AIのように「自由に答える」ことが難しかったため、入居者が使いそうな言い回しを数千パターン学習させ、高い正答率を確保。管理会社特有の専門用語や曖昧な表現を的確に捉えるチューニングを行いました。
  • 実務に即した導線設計
    • 単なるFAQ回答に留まらず、「最終的に解決したか」のアンケート取得や、解決しない場合の有人オペレーター・問い合わせフォームへのスムーズな引き継ぎフローを実装しました。
  • マルチプラットフォーム対応
    • スマホのWebViewで動くようにシステムを構成し、iPhone、Andoroidに対応しました。

成果

  • 自動応答へ移行: よくある質問をチャットボットが完結させることで、スタッフがより複雑な案件や現場対応に集中できる時間を創出。
  • 入居者満足度の向上: 深夜・早朝でも即時に回答が得られることで、入居者のストレス軽減に貢献。
  • 問い合わせデータの可視化: どのような悩みが多いかをデータ化し、マンション運営の改善に活かせる体制を実現。

💡 Altus-Fiveの強み

私たちの真の強みは、昨今の生成AI(LLM)ブームが訪れる遥か以前から、機械学習や自然言語処理(NLP)を用いた実用的なシステムの開発・運用に深く携わってきたことにあります。

本プロジェクトのように、Dialogflowを用いた緻密なインテント(意図)設計や、OpenSearch・Redis・Auroraを組み合わせた高度な検索・データ処理基盤の構築など、AIを「単なる単体の機能」としてではなく、**「ビジネスを支える堅牢なエンタープライズシステム」**として成立させるためのノウハウを長年蓄積してきました。

この「AIの基礎体力」とも言える深い技術的理解があるからこそ、最新の生成AIを扱う際にも、その特性を正しく見極め、ハルシネーション(もっともらしい嘘)の抑制や、既存システムとの確実な連携、そしてコストパフォーマンスを最適化したインフラ設計を実現できます。

私たちは、流行の技術を追うだけでなく、これまでの歩みで得た確かな知見に基づき、お客様の課題に対して「本当に機能する解決策」を提案し、共に伴走し続けます。