02 AI導入・開発 | 株式会社Altus-Five / 株式会社Altus-Five は、技術力で勝負するシステム開発会社です。 Mon, 02 Feb 2026 12:50:25 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 /wp-content/uploads/2025/01/cropped-favicon-32x32.png 02 AI導入・開発 | 株式会社Altus-Five / 32 32 コールセンター業務における生成AI(LLM)活用PoC /works/2026/02/02/callcenter-llm-rag-poc/ /works/2026/02/02/callcenter-llm-rag-poc/#respond Mon, 02 Feb 2026 12:47:29 +0000 https://hp.altus5.io/?p=886 コールセンター業務のAI化に向け、LlamaIndexやLangChainを駆使した高精度RAGの限界性能を検証。現状のログデータにおける課題を浮き彫りにし、目標精度達成のためのデータ蓄積戦略を策定しました。検証に使用したコードを汎用ライブラリとして整備するなど、次期開発を見据えた資産構築も実現しています。

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プロジェクト概要

コールセンターに蓄積された応対履歴やマニュアル等の「生データ」を活用し、オペレーターの回答支援や自動応答の実現可能性を検証する生成AI(LLM)活用PoC(概念実証)を実施しました。

コールセンターの「生データ(過去ログ、マニュアル等)」を用い、検索手法、データ前処理、プロンプトエンジニアリング、さらにはFine-tuningとの比較など、10項目以上の変数について網羅的な精度評価を遂行。理論値ではない、実務転用を見据えた最適解を導き出しました。

技術スタック

  • Language: Python
  • LLM Orchestration: LangChain / LlamaIndex
  • Evaluation Framework: Ragas
  • Vector Database / Search: * Pinecone / Elasticsearch / FAISS / ChromaDB
  • Development Library:
    • OpenAI API / オープンソースモデル

検証内容・プロセス

本プロジェクトでは、精度に影響を与える変数を切り分け、ABテスト形式で以下の検証を行いました。

  1. ベクトルDBごとの評価:
    • Pinecone / FAISS / ChromaDB
  2. ベクトルDBと検索エンジンの検証:
    • ベクトル検索 vs 全文検索(Elasticsearch) vs ハイブリッド検索の比較
  3. データ構造・前処理の検証:
    • チャンク分割の有無および、最適なチャンクサイズ(文字数・意味の切れ目)の特定
    • 精度低下を招くデータの特徴抽出
    • ゴミデータ(不要な定型句・ノイズ・短すぎる報告文)のクレンジングによる精度変化の計測
    • PDF、Excel、PowerPointからの非テキスト情報抽出性能(LlamaIndex活用)の評価
  4. モデルおよび学習手法の比較評価:
    • RAG(検索拡張) vs Fine-tuning(追加学習)による回答精度の検証
    • ベクトル変換(Embedding)モデルごとの検索再現率の比較
  5. プロンプトエンジニアリングの深化:
    • Zero-shot / Few-shot / CoT / ReFine / HHH 等の各手法による回答品質の評価
  6. 実運用シナリオに基づく評価:
    • データセット(製品カテゴリや時期)の違いによる汎用性の検証
    • 既知の問い合わせ(過去ログ存在)と未知の問い合わせに対する、AIの挙動およびハルシネーションの発生率比較

※ 精度評価には、Ragasを活用

プロジェクトの特徴

  • 徹底的な「定量的評価」へのこだわり 「なんとなく動く」ではなく、どの手法が何%精度を向上させるのかを全て数値化。LlamaIndexやLangChainの機能をフル活用し、技術的な裏付けに基づいたアーキテクチャ選定を行いました。
  • 生データ特有の泥臭い課題解決 現場の生データには、AIの精度を著しく下げるノイズが多く含まれます。それらを「特徴抽出」によって特定し、エンジニアリングによって解決するプロセスを確立しました。

成果

  • 運用実現性に向けた「本質的課題」の提示: 検証の結果、現状のログデータの質・構造では実運用に耐えうる精度に到達しないことを定量的に証明。その上で、次期システムで目標精度を達成するために「どのようなログデータを、どう蓄積すべきか」という具体的なデータ戦略レポートを策定しました。
  • 検証資産のライブラリ化(技術資産の構築): 今回の評価に使用した膨大な検証コードを、単なる使い捨てのスクリプトで終わらせず、次期システム開発において「アプリ基盤」として即座に再利用できるよう、汎用的なライブラリとして再整備・納品しました。

💡 Altus-Fiveの強み

単にAIツールを導入するのではなく、インフラ、DB、コード、そしてデータの性質までを垂直統合で理解し、ハックする。その姿勢があるからできる緻密な比較検証です。

新しい技術を魔法のように語るのではなく、地道な検証の積み重ねによって「ビジネスで使える道具」へと昇華させる。それが私たちのエンジニアリングの流儀です。

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マンション管理会社様向け チャットボット /works/2026/02/02/real-estate-resident-chatbot/ /works/2026/02/02/real-estate-resident-chatbot/#respond Mon, 02 Feb 2026 08:47:56 +0000 https://hp.altus5.io/?p=868 マンション入居者からの問い合わせを24時間自動化するAIチャットボットを構築。LLM普及以前からGoogle DialogflowやAWS(Fargate/Aurora)を活用し、高度な意図解釈と堅牢なインフラを両立。AI・機械学習分野における長年の知見を活かし、管理業務のDXと入居者満足度の向上を強力に支援した事例です。

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プロジェクト概要

マンション管理会社様において、入居者から寄せられる多種多様な問い合わせ(設備トラブル、契約変更、ゴミ出しルールなど)に自動回答するAIチャットボットを開発しました。

電話対応が主だったカスタマーサポートの窓口をデジタル化し、24時間365日の即時レスポンス体制を構築。入居者の利便性向上と、管理事務所の受電負荷の大幅な軽減を実現しました。

主な機能は以下の通りです:

  • 自然言語による意図解釈: ユーザーの入力文から「何を知りたいか」をAIが判定し、最適な回答を提示。
  • カテゴリ別FAQ: 設備故障、車庫証明、更新手続きなど、複雑な手続きをステップバイステップで案内。
  • 緊急連絡先ナビゲーション: 水漏れや鍵の紛失など、緊急性の高いトピックには専用窓口を即座に提示。
  • 管理画面からの回答更新: 管理会社様側でFAQの内容を随時メンテナンスできる運用機能を構築。

技術スタック

  • NLU (自然言語理解): Google Dialogflow (ES/CX)
  • Infrastructure (AWS):
    • Compute: AWS Fargate (Serverless Container)
    • Database: Amazon Aurora (MySQL)
    • Cache: Amazon ElastiCache for Redis
    • Search: Amazon OpenSearch Service
  • Backend: Python / Django
  • Frontend: Vue.js

プロジェクトの特徴

LLM(大規模言語モデル)が普及する以前の構築事例として、精度の高い「インテント(意図)設計」に重きを置いたプロジェクトです。

  • 当時のAIでは最高水準の対話エンジンを使った緻密なシナリオ設計
    • 当時は現在の生成AIのように「自由に答える」ことが難しかったため、入居者が使いそうな言い回しを数千パターン学習させ、高い正答率を確保。管理会社特有の専門用語や曖昧な表現を的確に捉えるチューニングを行いました。
  • 実務に即した導線設計
    • 単なるFAQ回答に留まらず、「最終的に解決したか」のアンケート取得や、解決しない場合の有人オペレーター・問い合わせフォームへのスムーズな引き継ぎフローを実装しました。
  • マルチプラットフォーム対応
    • スマホのWebViewで動くようにシステムを構成し、iPhone、Andoroidに対応しました。

成果

  • 自動応答へ移行: よくある質問をチャットボットが完結させることで、スタッフがより複雑な案件や現場対応に集中できる時間を創出。
  • 入居者満足度の向上: 深夜・早朝でも即時に回答が得られることで、入居者のストレス軽減に貢献。
  • 問い合わせデータの可視化: どのような悩みが多いかをデータ化し、マンション運営の改善に活かせる体制を実現。

💡 Altus-Fiveの強み

私たちの真の強みは、昨今の生成AI(LLM)ブームが訪れる遥か以前から、機械学習や自然言語処理(NLP)を用いた実用的なシステムの開発・運用に深く携わってきたことにあります。

本プロジェクトのように、Dialogflowを用いた緻密なインテント(意図)設計や、OpenSearch・Redis・Auroraを組み合わせた高度な検索・データ処理基盤の構築など、AIを「単なる単体の機能」としてではなく、**「ビジネスを支える堅牢なエンタープライズシステム」**として成立させるためのノウハウを長年蓄積してきました。

この「AIの基礎体力」とも言える深い技術的理解があるからこそ、最新の生成AIを扱う際にも、その特性を正しく見極め、ハルシネーション(もっともらしい嘘)の抑制や、既存システムとの確実な連携、そしてコストパフォーマンスを最適化したインフラ設計を実現できます。

私たちは、流行の技術を追うだけでなく、これまでの歩みで得た確かな知見に基づき、お客様の課題に対して「本当に機能する解決策」を提案し、共に伴走し続けます。

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